片付けられない物ばかり

常に物理的な制限と戦っている

知っていると楽しい(かもしれない)ジャニ曲【J-STARS編】

長い間ジャニヲタを続けていると何となく自担G以外の曲も耳に入って来るものである。
特にJr.担の方は担当が先輩の曲を歌うことが多いため、自然と元歌に触れる機会も増えるだろう。
ので、何となくこのような企画を考えてみた次第。

各グループ3曲前後を目安にピックアップし、ヲタ的小ネタを付記。J-STARS編では記事UP時点で事務所に在籍している方が所属する/していたGを対象にした。

凡例は
◎…ジャニヲタやJr.担お馴染みの楽曲。オリジナルを聴いたことは無くとも後輩の歌い継ぐ姿を観ているため曲は知っている。何なら歌えたりもする。

☆…Gのテッパン曲や自ヲタから支持の高い隠れた名曲。Gやヲタにとって大切な曲も多いため、他担が扱う時には特に敬意を持って接しましょう。

である。
あくまでも個人的な意見なので、そちらをご理解の上で読んで頂けると幸い。
ではでは……。



近藤真彦
【代表曲】スニーカーぶる~す、ギンギラギンにさりげなく

ミッドナイト・シャッフル
 堂本光一主演・日テレ土9枠「銀狼怪奇ファイル」のOP曲。'96年NHK紅白歌合戦のマッチさんのステージにはJr.時代のKinKi Kidsが登場、「ミッドナイト・シャッフル」の冒頭サビをサプライズで歌った。
 「銀狼」の原作マンガ『超頭脳シルバーウルフ』の原作者は『金田一少年の事件簿』と同じ金成陽三郎氏。同じ土9枠で堂本剛が初代・金田一一を演じたこともあり、光一くん演じる銀狼と剛くん演じる一は親友という裏設定が存在する。ドラマ「金田一少年の事件簿」に銀狼がカメオ出演したことがある。
 この曲のダンスはJr.用に特別に用意された物であり、マッチさんのダンスは存在しない。

◎アンダルシアに憧れて
 年末のカウントダウンコンサートの全員ダンスでお馴染み。元歌はギタリスト真島昌利氏(現ザ・クロマニヨンズ)。
 少年隊のPLAYZONE'96 RYTHEMでヒガシさんがソロダンス曲としてチョイス、振付け師と共に1日で振りを付けた。「あの振りは僕とSANCHEさんの最高傑作(ヒガシさん)」。
 大変叙述的かつ叙情的で緩急入り乱れる難しい振りのため、踊れても表現が追い付かないと苦戦する者多数。「ヒガシくんを越えられないからアンダルシアや千年メドレーはソロではもうやらない(V6・坂本くん)」。
この曲もやはりマッチさんの振りはない。

☆愚か者
 日本レコード大賞受賞。事故で急死されたマッチさんのお母様の遺骨が盗まれ、返還の条件としてその年の日本レコード大賞を辞退するよう脅迫を請けたといういわく付きの楽曲。当時はレコード大賞受賞で一流歌手の仲間入りと見なされており、お母様も楽しみにされていた事からマッチさんは出演を決断。遺骨は未だ返還されていない。


少年隊
【代表曲】仮面舞踏会、君だけに

◎星屑のスパンコール
 ファンへのほのかな思いをアイドル目線で描いた少年隊最初期の名曲。「約束はできないけどまた会える気がする」「またいつか会えるよねSEE YOU AGAIN」等、歌詞の絶妙な距離感が担当とファンとの関係を想起させるためヲタからの支持が大変高い。現在歌い継がれているのはEVEお姉様方のコーラスが美しいPLAYZONE'96 RYTHEMアレンジVer.。

湾岸スキーヤー
 山下達郎氏が屋内スキー場「ららぽーとスキードームSSAWS」のCMソングとして制作した楽曲を少年隊がカバー。SSAWSは千葉県南船橋(湾岸沿い)に立地しており、施設名は「Spring Summer Autumn Winter in Snow」の頭文字を繋げた物。歌詞にも同施設を想起させるフレーズがある。
 Mステ出演時、少年隊のバックにJ-FRIENDS*1が付いたことと、久し振りのTOKIOのダンス、特に滅多に見られなかった長瀬くんのダンスが合わせて話題になった。

◎まいったネ、今夜
 近年人気のナンバー。少年隊のスタイリッシュ志向を表している曲。スウィングの効いたジャズテイストの曲を華やかに踊り上げる様は圧巻。よく観るとかなり難易度の高い細かなステップが多用されており、大人の余裕とセクシーさを醸し出しつつ魅せる踊りをするのは至難の技と思われる。'17.1にNHK BS のCoversでトニセン*2が同曲をカバーした際にはその高いパフォーマンスにジャニヲタ以外からも称賛の声が相次いだ。

☆千年メドレー(東山紀之
 ヒガシさんの代名詞とも言えるダンスメドレーの傑作。楽曲は林田健司氏。PLAYZONE'90 MASKで初披露。踊り出しの曲が「千年の季節」だったため千年メドレーと呼ばれるようになったが現在この曲はメドレーから省略される傾向にある。また歌詞もオリジナルから変更されている。
 '97KYO TO KYOの柿落し公演・ヒガシさん公演回では、俯せに近い状態から→ほぼ腹筋だけで立ち上り→10分に渡ろうかという同曲をキレッキレで踊り通し→最後に台宙という離れ技を見せつける。「このひと何者なんだ、みたいな(嵐・大野くん)」。当然、相当の実力が無いとこの曲でヒガシさんのバックは踊らせてもらえない。

☆君だけに
 グループ初のスローバラードシングル。この曲を聴いた際、比較的楽観主義のニッキさんでさえも「どうやって魅せれば良いのか」悩んだという、当時の少年隊にとってチャレンジの曲。PZ TIME-19、映画 19 -NINETEEN-のテーマ曲として発表されたこの楽曲は歌詞がそれぞれの作品とリンクしていることから人気を得たが、それ以上にファンに向けてのエンゲージソング的な側面を持つことから少年隊ファンの皆さんにとっては唯一無二の曲であるとのこと。フィンガースナップはヒガシさんからサンプリング。「これで踊るバラードが完成した(同曲振付け師・山田卓氏)」。


光GENJI
【代表曲】STARLIGHT、パラダイス銀河

◎☆Graduation
 タイトルの通り、卒業をテーマにした青春の瑞々しさ溢れる楽曲。光GENJI SUPER5の卒業公演の際にも使用された。
 光GENJIのバックダンサー・平家派に所属していたTOKIO城島さん・(山口くん)・国分くん、V6坂本くん・長野くん・いのっちが再結集し'09.12.20の少年倶楽部プレミアム内で同曲を披露。少年時代の煌めきを回想するかのような大人のハーモニーが視聴者を魅了した。
 黄金期のトップJr.の一人が退所する際、ファンがこの曲で彼を送り出そうとしたエピソードはあまりにも有名*3

◎勇気100%
 NHKアニメ「忍たま乱太郎」主題歌。光GENJIに始り、光GENJI SUPER5Ya-Ya-yah、Hey!Say!JUMP、NYC、Sexy Zone、ジュニアBoysと都度ジャニーズの、特に若手グループにカバーされている。同アニメで20年以上にも渡り使用されており、「忍たま乱太郎」とそのファンの方に育ててもらったと言っても過言ではない楽曲。

☆THE WINDY
 いわゆる名前ソングの代表曲。夢の世界に連れ出されるかのような冒頭の歌詞とサビ部分に挿入されるグループ名のC&Rは非日常空間のコンサートにおいて絶大な効果を発揮。初期のコンサートのセットリストには必ず組み込まれていたそう。
 「迷わないよ(GENJI) 君の元へ(GENJI)」では担当を見つめながら彼らを指差し、「手を伸ばして(HIKARU) 守ってあげる(HIKARU)」では彼らに手を伸ばしていたとのことだが、真偽の情報求む。


男闘呼組
【代表曲】DAY BREAK、TIME ZONE

◎ルート・17
 馬飼野康二氏がMARK DAVIS名義で手掛けた楽曲。大津あきら氏作詞。最初に1分程度のインスト「OVERTURE」が流れ、そのまま「ルート・17」へと接続する構成の楽曲だが、現在でもJr.によって2曲ワンセットで披露されることが多いため「OVERTURE」を「ルート・17」の前奏だと思っている人も多い。
 ロックは時の洗礼を受けやすいと言われるが、今聴いても古びた印象はない。

◎Midnight Train
 男闘呼組のJr.時代からの持ち歌。'97年の舞台「STAND BY ME」に出演した松本潤相葉雅紀生田斗真二宮和也からなるユニットMAIN*4が同舞台のカーテンコールの時に歌っていた。この曲が選ばれた理由は電車繋がり*5
 Wキャストで出演していた二代目尾上松也氏と斗真くんはこの舞台がきっかけで親友に。当時「必ず再共演しよう」と約束していたそう。

☆ロックよ静かに流れよ
 実話を元にした同名小説を映画化。キャストにデビュー前の男闘呼組を起用し主題歌に同名の曲を配した。重々しいイントロから希望溢れるサビへの転調が登場人物達の未来を想起させ、これほど映画に合った主題歌はそうあるものではないと好評を博した。
 映画内では光GENJIカメオ出演
 何故ロックなのに静かに流れるのか、は原作に詳しい。

☆不良(成田昭次
 成田さんのハスキーボイスが沁みる名曲。SMAPライブの中で中居くん・木村くんの2人が学ラン姿で歌ったことも。チャレンジする者は多いが名曲であるが故、「どうしても原曲を超えられない」として結局歌うことを封印してしまう人が多いようである。
 この曲を元に漫画家のカトリーヌあやこ氏が『不良』という作品を発表したが、楽曲世界に留まらない現実とのあまりのシンクロぶりに「漫画にここまで描いて大丈夫なの?」と男闘呼組ファンにまで心配される事態に到った。

☆ANGEL
 アイドルバンドと揶揄される事を嫌い、そこからの転換を図るために彼ら自身が手掛けた曲。大津あきらMARK DAVISによるハードロックを聴き馴れたファンは提示されたオルタナティブ・ロックに大きな衝撃を受けた。ヲタの間でも見解がハッキリと別れる楽曲ではあるが、この曲が転換点となったということでは意見が一致する。


……やってみたら想定以上の楽しさだったので、他のグループでもやってみるかもしれない。が、一先ず今回はここまで。
追加情報や事実誤認が存在する場合はご連絡頂けると凄く喜びます。



というわけで、ジャニさん、87歳のお誕生日おめでとうございます。
事務所所属の皆さん(スタッフさん含む)にはいつも本当にお世話になり楽しませて頂いていますが、それもこれもジャニさんが事務所を立ち上げてくださって自担をオーディションに合格させてくれたお陰です。本当に有り難うございます。
これからも身体を労りながらお元気にお過ごしください。

*1:TOKIO、V6、KinKi Kidsで結成された阪神淡路大震災のチャリティーユニット。復興支援の年末のチャリティーコンサートが現在のカウコンの原型

*2:20th Centuryの略。説明するまでもないものの、V6のお兄ちゃん3人、坂本くん、長野くん、いのっちのユニット名

*3:一応一般の方だが有休を利用して「ぼくらの勇気 未満都市2017」に出演していたり

*4:ユニット名は4人の頭文字より

*5:詳しくは映画「STAND BY ME」を観てみて欲しい